こんにちは、英語講師のゆうちゃんです♩
今回は、映画「君の名は」から英語を学んでいきたいと思います!海外サイトを参考に、海外で人気のセリフをまとめてみました。
なんでこのセリフ選んだ?みたいのがあるかもしれませんが、ぜひ、広い心で読んでみてください♩
冒頭のセリフ
「君の名は」といえば、映画の最初の三葉と瀧くんのセリフが詩的で綺麗で、私はとても好きです。
このセリフが英語ではどうなるのか、まずはチェックしてみましょう!
三葉: 朝、目が覚めると
Once in a while when I wake up.
三葉: なぜか泣いている。そういうことが時々ある。
I find myself crying.
瀧: 見ていたはずの夢は
The dream I must have had
瀧: いつも思い出せない。ただ、
I can never recall. But…
三葉: ただ…
But…
三葉: 何かが消えてしまったという 感覚だけが
The sensation that I’ve lost something
三葉: 目覚めてからも 長く 残る
lingers for a long time after I wake up.
瀧: ずっと何かを 誰かを 探している
I’m always searching for something, for someone.
三葉: そういう気持ちに取りつかれたのは
This feeling has possessed me
三葉: 多分、あの日から
I think from that day…
瀧: あの日、星が降った日
that day when the stars came falling.
瀧: それはまるで…
It was almost as if…
三葉: まるで 夢の景色のように
as if a scene from a dream.
三葉: ただひたすらに
Nothing more, nothing less
三葉・瀧: 美しい眺めだった。
than a beautiful view.
・find myself ~ing: 自分自身が~しているとわかる
・must + 過去分詞: 〜したはずだった
・sensation: 感覚
・linger: いつまでも残る
・possess: 取り憑かれる
三葉の名言・セリフ
ここで抜粋するのは、海外サイトで反響のあったと紹介されていたセリフです。
まずは、三葉のセリフからチェックしていきましょう♩
もうこんな町いややー!
I can’t stand this small town anymore. It’s too small and close-knit. I want to graduate and go to Tokyo!
もうこんな町いややー!こんな人生いややー!来世は東京のイケメン男子にしてくださーーーい!!
口噛み酒の儀式が終わり、三葉と四葉が階段を降りてくるシーンですね!
日本語では、「来世は東京のイケメン男子に」と言っているところを、”I want to graduate and go to Tokyo!”(卒業して東京に行きたい!)という英語になっているのが興味深いです!「来世は東京のイケメン男子に」っていうニュアンスが、海外では伝わりにくいがゆえの翻訳なのかもしれません。
デートが終わるころには
By the time the date is over, the comet will be visible in the sky.
デートが終わるころにはちょうど空に彗星が見えるね。
瀧が奥寺先輩とのデートを終え、スマホをみると、、、
そこにあった三葉の言葉です。
・visible: 目に見える
やっぱり迷惑かな
What should I do? Would I annoy him? Would it be awkward? Or maybe he’d be a bit glad to see me?
どうしよう、やっぱり迷惑かな。気まずいかな。それとも、もしかしたら・・・少し、喜ぶかな・・・
彗星が落ちる前日、突然瀧に会いに行くといい、東京にきた三葉。瀧に会えることが楽しみな反面、不安も込み上げてきます。
“What should I do?” 直訳すると、「私はどうするべきなの?」ですが、もっと日本語らしく言うと、「どうしよう」という意味です!
・awkward: 気まずい
私たちは会えば絶対すぐにわかる
There’s no way we could meet. But one thing is certain. If we see each other, we’ll know. That you were the one who was inside me. That I was the one who was inside you.
会えっこ・・・ない・・・でも、確かなことがひとつだけある。私たちは会えば絶対、すぐにわかる。私に入っていたのは君なんだって。君に入っていたのは私なんだって。
先ほどのセリフの続きのシーンです。
“There’s no way we could meet.”
この”could”は仮定法過去。
英語には、「仮定法」と言って、現実にはありえないことを言いたい時に、その時制をひとつ前の時制にするルールがあります!(高校文法で習った仮定法過去ですね!)
ここで、三葉は、「あえるはずがない」と、現実では起こり得ないという気持ちがこもったセリフですので、”could”が使われています。
瀧の名言・セリフ
すげー本物っぽいなって思って
What a realistic dream if I say so myself…
いや、すげー本物っぽいなって思って・・・
これはもう、どのシーンか説明しなくてもおわかりでしょう。笑
そうです、瀧と三葉がはじめて入れ替わった時のもみもみしてる場面ですね。
“if I say so myself.”は、「自分で言うのもなんだが」「我ながら」を意味する、慣用句です。
・if I say so myself: 我ながら
俺と三葉との入れ替わりは起きなかった
I’ll tell her about the disastrous date the next time we switch, I thought. But for some reason, after that, Mitsuha and I never switched places again.
散々だったデートの結果は次に入れ替わった時に話せばいい。そう思った。でも、なぜかもう二度と、俺と三葉との入れ替わりは起きなかった。
奥寺先輩とのデートを終えたあとの、瀧の心の中でのセリフです。なんとなく、寂しい空気感が流れるシーンですね。
ちなみに、「入れ替わり」っていうのはとっても簡単な表現で、”switch”と訳されています!
お前はあの時、俺に会いに来たんだ!
That time 3 years ago, you came to see me!
3年前、お前はあの時、俺に会いに来たんだ!
決定的な時間のズレが判明し、当時中学3年生だった瀧が高校3年の三葉に出会ったことを思い出します。
もう一度だけ・・・
If time can really be turned back, give me one last chance.
本当に時間が戻るのなら、もう一度だけ・・・
糸守のご神体のある山へと来た瀧。三葉ともう一度入れ替わり、糸守を救う一心で、口噛み酒を飲みます。
お前に、会いに来たんだ
I came to see you. It wasn’t easy because you were so far away.
お前に、会いに来たんだ。ホント、大変だったよ。お前すげー遠くにいるからさ
瀧が瀧のままで、三葉が三葉のままで、初めてふたりが出会ったときです。ひたすら泣きじゃくる三葉に瀧が言ったセリフです。
名前書いておこうぜ
So we don’t forget when we wake up. Let’s write our names on each other.
目が覚めてもお互い忘れないようにさ、名前書いておこうぜ。
かたわれ時が終わる時、瀧が三葉に提案します。きゅんっとしてしまうシーンですね。
世界のどこにいても、必ず会いに行く
I wanted to tell you that… Wherever you may end up in this world, I will be searching for you.
ホントは・・・言おうと思ったんだ。お前が世界のどこにいても、必ず会いに行くって。
三葉がペンをもち、瀧の手に文字を書こうとしたその時、かたわれ時が終わり、足元にペンが落ちます。
ここからRADの音楽が流れ始めますが、、、シーンを思い出しただけで、じーんときてしまいます。
ここで気になったのが、”end up”の使い方です。”end up”には、「終わる」と言う意味もあるのですが、「行き着く」という意味もあるんです。
wherever you may end up in this world
あなたがこの世界のどこに行き着いたとしても
と言う意味です。
二人の名言・セリフ
入れ替わってる!?
三葉: はあぁ・・・?これってもしかして・・・
Is this… Could this be…
瀧: はぁああ?これってもしかして本当に・・・
Could this be that we’re really…
三葉: 私、夢の中であの男の子と・・・
In our dreams, that guy and I are…
瀧: 俺は、夢の中であの女と・・・
In our dreams, that girl and I are…
瀧・三葉: 入れ替わってる!?
switching places?
まさにこれからストーリーが始まる、「君の名は」と言ったらこのシーンを思い浮かべる方達が多いのではないでしょうか^^
かたわれ時だ
It’s twilight – “kataware-doki.”
かたわれ時だ
かたわれ時は kataware-doki と、そのまま使われていますが、このニュアンスをうまく伝える英単語が”twilight”です。
“twilight”は、「たそがれ時」という意味で、まさに映画の中の夕日が沈む、あの美しい景色を表します。
君の名前は
瀧: 俺、君をどこかで
Haven’t we…
Have I met you somewhere?
三葉: わたしも・・・
I thought so too…
瀧・三葉: 君の名前は・・・
May I ask you your name…?
一葉の名言・セリフ
ムスビ
Musubi is the old way of calling the local guardian god. This word has profound meaning. Typing thread is Musubi. Connecting people is Musubi. The flow of time is Musubi. These are all the god’s power. So the braided cords that we make are the god’s art and represent the flow of time itself. They converge and take shape. They twist, tangle, sometimes unravel, break, and then connect again. Musubi – knotting. That’s time.
土地の氏神様を古い言葉でムスビって呼ぶんやさ。この言葉には深ーい意味がある。
糸を繋げることもムスビ。
人を繋げることもムスビ。
時間が流れることもムスビ。
全部神様の力や。わしらの作る組紐も神様の技、時間の流れそのものをあらわしとる。よりあつまって形を作り捻じれて絡まって時には戻って途切れてまたつながって。
・profound: 深い
・braided cords: 組み紐
・converge: あつまる、まとまる
・twist: ねじれる
・tangle: からまる
・unravel: ほどく
夢は目覚めればいつか消える
Treasure the experience. Dreams fade away after you wake up.
大事にしいや。夢は目覚めればいつか消える。
三葉になった瀧と、おばあちゃんが二人で会話をするシーンですね。
三葉の中に別の人物が入り込んだことに気づいたおばあちゃんは、自分も少女のとき、夢で誰かになっていたと話します。しかしその時の記憶は、もう消えてしまったと。
そのシーンでのセリフです。
脇役たちの名言・セリフ
女子力高いんだね
Actually, I was concerned about you. You’re weak but quick-tempered. I like you better today.
本当はさ、今日心配だったんだ。瀧くん弱いくせにケンカっぱやいからさ。今日のキミの方がいいよ。
Never knew you had a feminine side.
女子力高いんだね、瀧くんって
奥寺先輩
男子ってすぐ恋愛に結びつける
Why do guys associate cutting hair with breakups?
男子ってすぐ恋愛に結びつけるなぁ。
さやちん
腐敗のにおい
I smell corruption.
腐敗のにおいがするなぁ
てっしー
お姉ちゃんいよいよヤバいわ
She’s lost it. She’s completely lost it. Scary.
お姉ちゃんいよいよヤバいわ。
四葉
まとめ
いかがでしたでしょうか?
洋画で英語の勉強をするのもいいですが、
たまには、邦画から英語を学んでみるのもおすすめです♩
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♩