タイトルでの大文字・小文字の使い分け方は?前置詞や冠詞の場合は?

英語のタイトルを書くときに知っておかないといけないのが、「キャピタライゼーションルール」です。「キャピタライズ」というのは、「単語の最初のアルファベットを大文字にすること」で、英文のタイトルにはこれが適用されます。

しかし、全て大文字にすれば良いのではなく、中には小文字に直さなければいけない単語もあるのです!

今回の記事では、これについて深く知っていきましょう★

 

基本ルール

英文タイトルのキャピタライゼーションについて、まずは以下の2つを覚えておいてください。

単語の頭文字を大文字に!

基本的には、単語の頭文字は大文字にしていきます。

 

赤ずきんちゃん
Little Red Riding Hood

スターウォーズ
Star Wars

 

小文字のままにしておく単語もある!

しかしながら、全ての単語を大文字で表記すれば良いというわけではありません!

以下が、大文字にしない単語です。

冠詞

a, an, the

等位接続詞

and, but, or, not, yet, for, if, so…

前置詞

at, by, down, for, from, in, on, to, with…

 

冠詞・接続詞・前置詞は大文字にしない!と覚えておきましょう。

 

美女と野獣
Beauty and the Beast

くまのプーさん
Winnie the Pooh

不思議の国のアリス
Alice in Wonderland

 

※文頭はいつも大文字!

接続詞や前置詞であっても、文頭の単語はいつも大文字にします!

ロードオブザリング
The Lord of the Rings

オズの魔法使い
The Wizard of Oz

グレーテストショーマン
The Greatest Showman

 

※接続詞や前置詞でも5字以上なら大文字に

ちょっとややこしいルールですが、接続詞や前置詞でも5文字以上なら大文字にする、というルールがあります。

 

5字以上の接続詞や前置詞

Although, Because, Unless, About, Above, before…

 

使えるツール

大文字・小文字の自動変換ツール

ここまで、英文タイトルにおける大文字小文字のルールについて説明してきました。ここからは、大文字と小文字の正しい変換を自動でやってくれるツールをご紹介します!

“Capitalize My Title”というサイトで、文章を入力するだけで正しい変換をして表示してくれるんです!もしもタイトル変換に悩んでしまったら、こちらを利用してみると良いですよ!

 

 

 

キャピタライゼーションルールを深く知る!

ルールを決める「スタイルガイド」とは?

ここまで説明してきた英文のルールは、「スタイルガイド」に則っています。

 

「スタイルガイド」というのは、英文の書き方を定めている分厚い辞書のようなもの。こんなやつです↓

 

この分厚い辞書の中に、英文作成のルールが事細かに記されているのです。

今回の例をあげると、

ガイド
タイトルの単語の頭文字は大文字にするんだよ!
ガイド
ただし、大文字にしない場合もあるんだよ!

 

というようなルールも、この分厚い「スタイルブック」の中にきちんと書かれているわけなのです。

 

「スタイルガイド」は1種類ではない!

英文のルールを決めるスタイルガイドが、ただ一つしかないのであれば、それに従えば良いだけです。

しかし、スタイルガイドの種類は1つではありません。

・APAスタイル

・シカゴマニュアルスタイル

・APスタイル

・MLAスタイル

・NYタイムズスタイル

・ウィキペディアスタイル

・・・・

 

などなど、、、様々なルールが存在しているのです。

 

スタイルによるキャピタライゼーションルールの違い

キャピタライゼーションルールについても、それぞれのスタイルガイドでいうことが異なっています。基本的には、上記で説明したルールに則ってタイトルづけしてもらえればOKです!参考までに、それぞれのスタイルガイドのルールについて、まとめておきますね!

APAスタイル

(アメリカ心理学会出版)
5文字以上の接続詞と前置詞は大文字。

シカゴマニュアル

(シカゴ大学から出版されている)
全ての接続詞と前置詞は小文字。

APスタイル

(ジャーナルなどで使われる)
4文字以上の接続詞と前置詞は大文字。

MLAスタイル

(人文学などで使われる)
4文字以上の接続詞と前置詞は大文字。

 

一口に「英文」といっても、その分野は様々です。

分野に合わせて、スタイルガイドが存在しています。専門分野で英文を書かれている方であれば、その専門分野では一般的にどのスタイルガイドが採用されるのかを知っておく必要があります!

繰り返しになりますが、専門性の強いものでなければ、最初に述べた基本ルールにしたがってもらえれば大丈夫ですよ★

 

まとめ

基本ルールは、

1.単語の頭文字を大文字に!
2.小文字のままにしておく単語もある!
※文頭はいつも大文字!
※接続詞や前置詞でも5字以上なら大文字に!

 

Capitalize My Titleを使えば
自動で大文字小文字の変換ができる!

 

キャピタライゼーションルールは、「スタイルガイド」によっても違い、専門性が強い英文は、その分野がどのスタイルガイドを採用しているのかを知っておく必要がある!

 

以上、今回は英文タイトルの大文字・小文字についてまとめてみました!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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私は今、
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3 件のコメント

  • とても丁寧な解説で、勉強になりました。
    ずっと疑問で他の方に聞いても感覚的に回答してもらっていたので、
    そんな決まりがあったのか!と感動しました!!

    この度、
    Thanks always as ever
    を結婚式の両親へのプレゼントに文言として入れたいのですが、

    周りの文章との兼ね合いで、タイトル風に単語頭は大文字で表記したいと考えているのですがasの扱いが難しくご質問させていただきました。

    Thanks Always As Ever
    Thanks Always as Ever

    正しいのはどちらでしょうか。
    (もしくはalways やeverも小文字にした方がよいものはありますでしょうか)

    「as」には様々な用法があり、今回のasが接続詞、前置詞、副詞、関係代名詞いずれの扱いなのかわからず…
    英語に詳しくなくこのような質問をすみません

    Thanks always as ever
    をタイトル表記する際のしっくりくる表記をご教示いただけますと大変助かります
    記事の中で
    ご紹介いただいたタイトル検索サイトも拝見したのですが、
    asのみ小文字になり、今回の文章全体を判断してのことなのか
    asのみを認識して小文字にしているのかが不安だったため今回ご連絡させていただきました。

    このような質問がこちらのコメントには適さないかとは思ったのですが、両親への大切なプレゼントのためもしお答えいただけるようであれば…と思い今回質問させていただきました。

    • コメントいただきありがとうございます^^
      記事がお役に立てたようで嬉しいです!

      “Thanks Always as Ever”の質問についてですが、
      この”as”は「〜のように」を意味する接続詞と思われます。
      (※文法書Forest参照。
       ”as ever”は熟語として扱うことが多いので、
       私もこの”as”の品詞について考えるのは今回が初めてでした^^;)

      接続詞となると、”as”は小文字表記かな、
      というのが私の意見ですがいかがでしょう?
      タイトル検索サイトでも”as”は小文字表記だったということなので、
      その結果をそのまま採用して問題ないと思いますよ。

      • 丁寧にコメントいただきありがとうございました!

        as ever が熟語だとすると、asだけ小文字でas Everとなるのが少し気にはなるのですが…

        この文言に関しては結婚式でも何度か使用する言葉となっており、ゲストも目にする機会があるので、
        英語に精通する方にとって違和感なく表記できていればよいなぁと思っています!

        ゆうちゃんさんに違和感ない表記であれば安心なのですが熟語だとしても後半が小文字ということに対してはその点は大丈夫そうでしょうか?

        もしくは
        Thanks Always As Ever で全て大文字にするのは違和感ありますかね?

        何度もすみません!
        でも基本的なところがわかったのですごく有難かったです!ありがとうございます!

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