今回の記事では、「おねじ」「めねじ」を工業英語でなんと言えばよいのか、まとめていきたいとおもいます!
対訳だけでなく、文系出身の方でもわかるように、「おねじ」「めねじ」の意味についてもまとめてみたいとおもいます!
「おねじ」「めねじ」を英語で
おねじ
“male thread” または “external thread” と呼びます。
おねじとは、円筒や円錐の外面にねじ山があるねじのことです。
めねじ
“female thread” または “internal thread” です。
めねじとは、円筒状の穴の内側の部分にねじ山があるねじのことです。
「ねじ山」とは、ねじの側面のギザギザの部分>のことですが、これを英語で“thread”と言います。
外側にねじ山を持つねじが「おねじ」、内側に山をもつねじが「めねじ」と考えると、
英語の”external thread”、internal thread”は、ずばりそのままでわかりやすいですね。
ねじのいちばん上の部分は、日本語では「ねじ頭」って言うんですね。英語にすると“screw head”です。
“screw”と”thread”の違いは?
「おねじ」「めねじ」について、それぞれ“thread”という単語を使って表現しました。
しかしながら、「ねじ」に対する英語としては、“screw”の方が日本人には馴染みがあるのではないでしょうか? この二つの単語はどうちがうのでしょう?
screw
“screw”は、「ねじ」そのもののことをさすようです。
thread
“thread”とは、ねじの側面にあるギザギザの部分「ねじ山」のことです。
その他のねじ用語
◼️ピッチ
ねじの軸線を含む断面において、互いに隣り合うねじ山の相対応する2点を軸線に平行に測った距離
・pitch
◼️リード
ねじのつる巻き線に沿って軸の周りを一周するとき、軸方向に進む距離
・lead
◼️平行ねじ
ねじ山が円筒の外面又は内面にあるねじ。
・cylindrical screw thread
・straight thread
・parallel thread
◼️テーパねじ
ねじ山が円すいの外面又は内面にあるねじ
・taper screw thread
・taper thread
◼️一条ねじ
リードがピッチに等しいねじ
・single-start thread
◼️二条ねじ
リードがピッチの2倍に等しいねじ
・two-start thread
・double-start thread
◼️多条ねじ
リードがピッチの2以上の整数倍に等しいねじ
・multi-start thread
◼️右ねじ
軸方向に見たとき、時計回り(右回り)にたどると遠ざかるようなねじ
・right-hand thread
◼️左ねじ
軸方向に見たとき、逆時計回り(左回り)にたどると遠ざかるようなねじ
・left-hand thread
◼️呼び径
ねじの寸法を代表する直径で、おねじの外径及びめねじの谷の径の基準寸法が使われる
・nominal diameter
・nominal size